カードローンVSクレジットカード

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ATM

消費者金融や銀行のキャッシング、無担保無保証人で利用できる個人融資、「カードローン」。

そして、クレジットカードに付帯されている機能である「キャッシング」。

これらのキャッシングサービスの利用者は現在非常にたくさんいらっしゃいます。

しかし、より優秀なキャッシングサービスは、カードローンでのキャッシングなのかクレジットカードのキャッシングなのかを理解して使用している方は非常に少ないです。

そこで、それぞれのキャッシングの特徴を一つずつ比較して、検証していきたいと思います。

キャッシング金利の比較

ここでは、カードローンでのキャッシングとクレジットカードでのキャッシングにそれぞれ設定されている金利を、下記の図を使って比較していきましょう。

黄色いほうがクレジットカードのキャッシングとそこに設定されている金利。青いほうがカードローンで設定されている金利です。

キャッシング 金利
楽天カード 18.0%
SBIレギュラーカード 7.0~20.0%
セディナカード 18.0%
三菱東京UFJ銀行カードローン 1.9~14.6%
プロミスのカードローン 4.5~17.8%
住信SBIネット銀行カードローン 0.990% ~ 7.990

この図を見てわかることは、「クレジットカードのキャッシングより、カードローンのキャッシング金利が低金利」であるということです。

また、金利の設定でいうと、やはりキャッシングを専門に扱う消費者金融のカードローンなどのほうが、優秀な設定が組まれていることが見て取れますね。

カードローンの方が金利に「幅」がある

クレジットカードのキャッシング金利は「一律同じ」のような設定が組まれていることが多いです。

一方でカードローンの金利には最低金利と最高金利の「幅」が設定されていることが多くなっています。

これは、審査で設定された限度額に応じて、「金利の設定が変わる」ということです。

対して、クレジットカードのキャッシングは、最初から金利が高額の一律であることが多いので、金利の分野では「カードローンの方が優秀」だと言えるでしょう。

金利と限度額の関係

カードローンやクレジットカードのキャッシングで金利一定に定まっていない場合には、金利は定められた限度額によって変動します。

仕組みとしては、定められた範囲内で限度額が高ければその分金利は低くなり、限度額が低ければその分金利は高くなります

限度額は最初の審査で決められた額が永遠に続くわけではなく、延滞などをせず返済を続けていると増額されることもありますので、少しでも低金利で利用したい方は期日を守って返済を行なうようにしましょう。

借り入れ方法

クレジットカードとカードローンのキャッシング、両者の借入方法を比較してみましょう。

どちらのキャッシングも、基本的な借入方法は「ATMにカードを入れて行う」というもの。

カードローンなら「ネットキャッシング」対応

最近のカードローンは、ネット上で借り入れと返済が可能な「ネットキャッシング」に対応しているものが多くなっています。

クレジットカードのキャッシングも、「ネットキャッシング」に対応したものが多くなっていますが、その対応の広さは「カードローン」ほどではありません。

借入方法の柔軟さも、カードローンの設定の方が優秀だと言うことができるでしょう。

返済方法

返済方法に関しても、「借入方法」の項目と同じです。

借入方法と同じく返済方法に関しても「ネットキャッシング」が絡んでくる場合があります。

つまり、カードローンの多くがネットからの返済が可能である場合が多いということです。

最近は、ほとんどの方がスマートフォンをお持ちだと思いますので、スマートフォンでどこからでも返済を行えるというわけです。

借り入れと返済の自由さどちらに関しても、「カードローンの設定が優秀」だと言わざるを得ません。

カードの年会費

クレジットカードの中には、年会費という形で持っているだけでお金がかかってしまうものも少なくありません

ゴールドカードやプラチナカードといった持つ人が限られる所謂「上級カード」の場合は、年会費だけで数万円から数十万円なんてものもあるくらいです。

これでは、カードを所持しているという「ランニングコスト」だけで、利用者にとって重い負担になってしまいますよね。

カードローンなら「年会費無料」

どの消費者金融カードローン、そして銀行カードローンも基本的に一律で年会費永年無料です。

そのため、どれだけ優秀な設定のカードローンも、審査の厳しいカードローンでも、利用者に年会費が請求されることはありません。

キャッシングのランニングコストという点では、「カードローンの方が優秀」だと言えるかもしれません。

とはいえ、年会費が永年無料のクレジットカードも珍しくありません。

必要ならば、クレジットカードの年会費を比較してみましょう。

年会費無料のクレジットカードも増えていている

クレジットカードの場合は入会費や年会費がかかってしまうものも多いのは確かです。

しかし、最近は楽天カードやオリコカードなど年会費が永年無料のクレジットカードも増えてきています

ただ、注意しなければいけないのは、初年度のみ年会費無料などといったクレジットカードも多いので、クレジットカードに費用を支払いたくない方はきちんと永年無料のものを選ぶようにしましょう。

キャッシング利用の気軽さ

キャッシングの利用を行なう時には、誰しも少し気後れしてしまうことがあるとは思います。

それは「借金=悪」という社会通念など、様々な要素があるからです。

たしかに、過去キャッシング利用で生活にかけるお金が足りなくなり、生活が破綻した人は多いです。

また、ヤミ金を取り扱った漫画や映画などの作品も露出が多くなってきたことも、影響があるのでしょう。

そうした悪い情報を理解しているからこそ、キャッシング利用には足が遠のいてしまうものですよね。

消費者金融など、キャッシングを専門に扱う金融会社からの借り入れなら、その気持はさらに色濃く表れるのではないでしょうか。

クレジットカードのキャッシングなら「無審査」で利用可能

クレジットカードのキャッシング利用には、再び「審査」を受ける必要がありません。初期審査で「キャッシング限度額」が言い渡されていたなら、その限度額でキャッシングが可能になります。

つまり、今財布に入っているそのクレジットカードで、キャッシング利用が可能であるということ。この「キャッシング利用の気軽さ」という観点で考えると、圧倒的にクレジットカードのキャッシングに軍配が上がりますね。

気軽にキャッシングが行えるということは…

気軽にキャッシングを行えるというのは非常に大きなメリットです。

特に、すぐにでもお金が必要という場合には、手続きをせずにすぐに借り入れを行えるクレジットカードのキャッシング枠は頼りになります。

しかし、すぐに使えるということはそれだけ簡単に浪費できてしまうということです。

普段からお金を散財してしまう傾向にあるという方にとっては、便利なクレジットカードのキャッシング枠も自分の首を締める機能となってしまうかもしれません。

まとめ

消費者金融や銀行のカードローン、そしてクレジットカードに付帯しているキャッシング、どちらがより優秀なのか、それは一概に言い切ることが難しいです。

自分がキャッシングに何を求めているのか?それを考えて、キャッシングを利用することにしてください。

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