カードローンで借りたお金は自由に使えるの?

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カードローンで借入したお金は本当に自由に使っても良いのか?と疑問に感じる方がいるのではないでしょうか?結論から言えばカードローンで借りたお金の使い道は契約者本人の自由です。そのお金の使い道を銀行側が監視しているという事もありません。
しかし、原則としてカードローンの使用用途でNGとなるものも存在します。

目的別ローンではない

自動車ローン、教育ローン、住宅ローンなどは申請した目的以外のものに使うことはできません。
しかし、カードローンは目的別ローンではありません。
何に使おうと利用者の自由です。

審査に落ちやすい目的もある

何に使っても良いとはいえ、カードローンの申請で落ちやすい目的もあります。
浪費癖、一定のところに落ち着いて定収入のある生活をしていないように思われる目的です。
・ギャンブル
・引っ越し費用
・他社への返済です

審査に不利にならない目的

一方、以下のような目的は審査に不利にはなりません。
・冠婚葬祭
・車検、車の修理
・資格取得のための勉強
予期しないできごとや、自分のスキルアップのためならばOKなのです。

生活費は可でも不可でもない

カードローンの審査において、生活費が目的というのはとくに不利にはなりませんが、有利にもなりません。
かといって、あえて「自分磨きのため」などとウソをつく必要はなく、正直に生活費と書いてかまわないと思われます。

カードローンで生活費を調達する負のスパイラル

カードローンで生活費を補うことは、時々ならば良いかもしれません。
しかし、毎月となると問題が発生してきます。

給与以上の生活費が当たり前になる怖さ

毎月生活費をカードローンで補っているというのは、給与以上の生活費が当たり前になっているということです。
「外食が続いて生活費が足りなくなったのでカードローンでいいか」というような安易に頼ることはやめましょう。

抜け出せない負のスパイラル

生活費が足りなくなってカードローンを借りて、その場はしのげるかもしれません。
しかし、また翌月には返済しなくてはいけません。
返済が生活費を圧迫することによって、また生活費が足りなくなってしまいます。
そこでカードローンに頼り……と、いつまでも抜け出せなくなるのは大変怖いことです。

借入残高が増える怖さ

1万円、2万円と借りているうちはまだ良いでしょう。
しかし、それが毎月となると借入残高はあっという間にふくらんでいきます。
気がついたら、利用限度額ギリギリまで借りていた……ということもめずらしくありません。

借入残高が増えるとはどういうことか

借入残高が増えるというのはそれだけ利息も大きくなっているということを意味しています。
借入残高が増えているのに月々1万円の返済をそのままにしておいたとしましょう。
そうすると、1万円の返済ではほとんど利息にしか割り当てられず、元金はいつまでたってもそのままという状況に陥っていきます。
それに気がつかないまま、毎月1万円借りて1万円返済するということを繰り返していても、借金は少しも減らないというじつは恐ろしい状態にもなりかねないのです。
「毎月1万円なら平気でしょ」という甘い考えをまず捨てましょう。

事業性資金の為にカードローンを利用するのはNG

事業性資金とは、お店や会社などを経営する上で必要となる資金の事を指し、主に運転資金や設備投資資金などが事業性資金となります。
こういった事業性資金をカードローンで借りたお金で賄うのは禁止事項となります。
理由としてカードローンは審査を行う際、申込者の信用性のみで判断するからです。使用用途が事業性資金の為なのであれば、申込者の信用性のみではなく申込者が経営している店舗や会社も審査する必要があります。その為、事業性資金を賄うといった理由でローンを利用するのであれば、その目的に合ったローンを申し込む必要があります。

事業性資金の為にカードローンを利用したらどうなる?

もしカードローンを事業性資金の為に利用したら何かペナルティはあるのか?なんて疑問を抱く方もいるでしょう。もしカードローンを事業性資金の為に利用している事が契約している銀行や金融機関に知られた場合は融資停止、もしくは一括返済などを求められる可能性があると言えるでしょう。
実際にカードローンを事業性資金の為に利用して契約している銀行や金融機関に知られてしまうという事は稀なので、カードローンを事業性資金の為に利用してしまったという人も少なくはないでしょう。
しかし、カードローンを利用して事業性資金を調達する事はあまりお勧めできません。なぜなら、事業性資金調達を目的とした人向けのローンが存在しているからです。主に事業性資金調達を目的とした人向けのローンを「ビジネスローン」と言います。

カードローンをギャンブル資金の為に利用するのはNG?

カードローンの使用用途として禁止されているのは事業性資金調達だけの場合が多いですが、カードローンをギャンブル資金の為に利用するのもお勧めはできません。
カードローン申し込みの際に使用用途を効かれる事が多いのですが、ここでギャンブル資金が目的ですと正直に答えた場合はほぼ審査落ちするといっても良いでしょう。
銀行や金融機関を自分に置き換えて考えてみると理由は明確です。友人に「パチンコで稼いだお金で必ず返すからお金を貸してくれ」なんて言われてお金を貸す人はいないでしょう。銀行や金融機関も同じです。

カードローンをギャンブルで利用している事がバレたら?

カードローンをギャンブル資金の為に利用している事が契約している銀行や金融機関に知られたとしても特にペナルティはありません。しかし、カードローンをギャンブル資金の為に利用して継続的に返済している人は少ないです。その逆に返済が困難になったり、ギャンブルに依存しすぎて、悪徳金融に手を出してしまう人の方が多いのです。
ギャンブル資金調達を目的としたカードローン利用は多重債務化してしまう場合もあるので、ペナルティがないとは言っても信用情報の低下、借金返済困難、破産手続きまで追い込まれてしまった。などのデメリットが多くあるので一番避けたい利用目的と言っても良いでしょう。

他社への返済目的でカードローンを利用する。

他社への返済目的でカードローンを利用するのは信用性を落とす使用用途の一つです。
決して禁止事項という訳ではありませんが、使用用途を聞かれた場合に他社への借金返済と答えてしまうと審査に落ちてしまう可能性が高いと言えるでしょう。
この場合は他社から借入をしているという事を前提としているおまとめローンや借り換えローンの方がお勧めです。正直に他社への借金返済と答えても信用性を落とし審査に影響が出てしまうという事もありません。

事業性資金調達以外は基本自由

カードローンは事業性資金調達以外であれば基本的に使い道は自由です。
例えギャンブル資金や他社返済目的としている事が契約している銀行や金融機関に知られても一括返済や融資停止などのペナルティが発生する事はありません。
しかし、申し込みの際に使用用途を聞かれた場合は非常に不利となる目的ではあります。その為、生活資金の為やレジャーなど嘘をついてカードローンを利用している人も多いのです。その結果、借金返済不能になったり多重債務化してしまう人も多くいます。
カードローンの利用目的は自由ですが、しっかりと返済計画に基づいた利用をしなければ自由に使えるという訳でもありません。もしギャンブル資金の為に利用するのであれば返済分の金額だけは確保しておくなどの対策をとっておくのがベストなのですが、結局はギャンブルで稼いだお金で返そうとする人が多く、返済不可能に追いやられてしまうのです。

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