おまとめローンの審査はどんな人が通りやすいの?

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バラバラの借り入れを一本化できるおまとめローンは魅力的です。しかし、そもそも審査が通らなければ利用できません。

審査に通りやすい人

おまとめローンの審査に通りやすい人には以下のような特徴があります。

  • 借入先がそんなに多くはない。
  • 短期間に複数の会社から借り入れをしたりしていない。
  • 勤続年数が一定年数以上ある。
  • 信用機関の情報にキズがない。
  • 住宅ローンなどを組んでいない。

借入先数にも限度がある

おまとめローンの審査に通りやすい人は、3社までの借り入れにとどまっていることが多いようです。4社以上から借り入れがあると、審査は難しくなるようです。
一社から多額の借り入れがあったとしても、逆にそれは利用者の社会的信用の高さをしめすものでもあります。何社からも少しずつ借りているというような状態は好ましくないのです。

あやしい履歴は要注意

たとえば、ごく短い間に集中していくつもの会社から借り入れをしているといった履歴も好ましいものではありません。利用者の社会的信用を低くしてしまいます。

勤続年数の長さも大事

おまとめローンは高収入の人が審査を通りやすいイメージを抱いている人も多いかもしれません。
しかし、じつは収入が多くて勤続年数が短い人よりも、収入はいくらか少なくても勤続年数が長い人の方が審査を通りやすいのです。
転職が多いのも良しとはされませんし、1年以上在籍期間がないと審査を通りにくくなる傾向もあります。
必要な在籍期間は各社それぞれで、短いところでは3カ月、長いところでは半年から1年とされています。
社会的ステイタスの高い職業なのか、正社員かパート・アルバイト7日ということ以上にチェックされる勤続年数なのです。

信用機関の情報のキズ

過去に延滞などをして信用機関の情報にキズがある場合も、審査に通りにくくなってしまいます。
なかなか審査をパスしないからといって、1カ月に3社以上に申し込むことも「申し込みブラック」というブラックリストに入ります。
ブラックリストに入ってしまうと大手金融機関のおまとめローンを利用するのは難しくなります。
しかし、信用情報は固定ではありません。
早ければ半年、長くても5年で消去されます。
一度断られたおまとめローンでも、ある程度時間をおいてから再挑戦してみると、審査が通りやすい状態になっていることもあります。

住宅ローンなども問題に

通常のローンならば、住宅ローンや自動車ローンなどは審査対象になりません。
しかし、おまとめローンでは参考情報として聞かれることもあります。
おまとめローンは50万円以上の高額審査になるケースが多いため、そういったローンの問題もクリアしていなければ、審査を通りやすいとはいえないのです。

おまとめローンの申し込みの注意点

以上のようなポイントをクリアしていても、おまとめローンの申し込みでは気をつけなくてはいけないいくつかのポイントがあります。
本来ならば審査に通りやすい人でも、うっかりミスで駄目になってしまうこともあるのです。

正しい情報を記載する

たとえば他社からの借り入れが3社あっても、少なめに2社と記載してしまおうかと考える人もいるかもしれません。
しかし、借り入れ情報に関しては銀行も消費者金融もしっかりと把握しています。
4社以上では厳しくなるかもしれませんが、3社であればまだ通りやすい方です。
うっかり2社と嘘を書いたためにかえって信用を落としてしまい、通りやすい審査をドブに捨ててしまう場合もあります。

書類への記入は慎重に

ウソをつくつもりはなかったのに、うっかり間違えて本当ではない情報を書いてしまうこともあります。
しかし、ローンの申し込みでウソは禁物です。
信用情報機関には個人情報や支払い能力に関するデータがいろいろと残っています。
ウソをついたとみなされると信用を落とし、審査が通らないこともあります。
記入漏れはもちろん、記入の誤りがないか何度も見なおしてから提出しましょう。

記入間違えにも注意

嘘をつくつもりはなかったのに、うっかり間違えた情報を書いてしまって通りやすい審査を台無しにしてしまう人もいます。
せっかく審査に通りやすいスペックを持っていても、思わぬ落とし穴もあるのです。
金策に奔走している中で必要書類を書かなくてはいけないわけですから、ミスしやすい状況ではあるかもしれません。
しかし、あせらず落ち着いて記入していくことが審査を通りやすいものにします。

ヤミ金にはくれぐれも注意

とても便利なおまとめローンゆえに、詐欺まがいの行為も横行しています。
審査の通りやすいヤミ金などには絶対に手を出さないようにしましょう。

ブラックリスト解除が有料?

おまとめローンを申し込んだところ「金融庁のブラックリストで審査が通らなくなっている。解除して通りやすい状態にするには20万円必要」といわれたというケースがあります。
はっきりいってこれは詐欺です。
金融庁は個人の信用情報を管理していることはありませんし、個人融資にかかわるようなこともありません。
ただちに警察に情報を提供することをおすすめします。

大手がおすすめ

おかしな話を持ちかけてくるのはマイナーな会社のおまとめローンことが大半です。審査の通りやすい無登録営業、いわゆるヤミ金とは連絡をとってはいけません。おまとめローンは大手銀行、大手消費者金融がおすすめです。

逆に、おまとめローンの審査に落ちやすい人の特徴は?

おまとめローンの審査に通らないのは理由があります。信用情報と返済能力を見られているのです。

おまとめローンの審査は厳しいという意見も多いですが、審査に対して正しい知識を持っておき、適切な対策を練っておけば審査に通ります。

今回は私と一緒に、おまとめローンの審査に関する正しい情報を集めていきましょう。

おまとめローンの審査に通らない人には皆似た特徴がある

おまとめローンにもキャッシングと同じように審査があります。
この審査の通過基準は金融機関サイドの人間しか知り得ない情報なので、私達外部の人間には知ることはできません。
しかし、審査に落ちてしまった人と審査を通過できた人を見ることで、ある程度の審査基準を判断することはできます
ここでは、審査に落ちた人と審査を通過した人を参考に、審査に落ちる人の特徴を探っていこうと思います。

安定した収入がない

安定した収入がない人は、残念ながらおまとめローンの審査に通ることができません。
ここで言う安定した収入とは、1ヶ月に1回の給与収入や事業収入があることを指します。
つまり、収入が2ヶ月に1回や3ヶ月に1回という場合には、審査には落ちる確率が非常に高いです。
また、投資収入やアフィリエイト収入で生計を立てている方も、収入に波があるので安定した収入とみなされず落ちてしまうことも多くなっています。

年収が低すぎると審査には通らない

1ヶ月に1回の安定した収入があったとしても、年収が低すぎると審査に通らないというケースがあります。
具体的には、年収が100万円以下という場合はほぼ審査には通らないでしょう。
また、厳しいところでは年収が130万円以下でも、審査に落ちてしまうところもありますのでご注意ください。

生活保護や失業保険の受給者は審査に通らない

生活保護受給者や失業保険受給者の方は、おまとめローンの審査には通ることはありません。
これは、国や自治体より支給されているお金は安定した収入とはみなされないからです。
ちなみに、生活保護受給者や失業保険受給者の方が審査に通ることは、どこの金融機関でもありません。

信用情報に問題がある

信用情報とは、あなたを本人かどうか確認するための情報やあなたが関わっている金融情報が記載されているもののことです。
この信用情報に傷があると審査ではほぼ100%落ちてしまいます。
では、信用情報に傷があるというのはいったいどういう状況なのでしょうか。

返済を長期で延滞した・延滞している

クレジットカードやローンの返済を長期延滞したことがある、また現在返済を延滞している場合には信用情報には傷が付いています。
「長期」が示す期間は金融機関によって異なりますが、2~3日など数日である場合には長期とはみなされないことが多いようです。
ただし、2週間以上などはほぼ100%長期とみなされますのでご注意下さい。

長期ではなくとも審査に引っかかる!?

「自分は2~3日しか延滞したことがないから大丈夫!」
このように考えるのは少し気が早いです。
実は長期ではなく短期の延滞でも、複数回行っていると金融機関によっては審査で落とされる可能性があります。
半年間に3回以上の延滞・10日以上の延滞が3回以上など、金融機関によって設けている条件は異なりますが、延滞を行った回数によっても審査に引っかかってしまう恐れがあるようです。

債務整理を行った経験がある

過去に債務整理を行った経験がある場合にも、信用情報には傷がついている状態です。
任意整理・特定調停・個人再生・自己破産と債務整理にも種類がありますが、どれを行っている場合でもおまとめローンの審査に通ることはありません。
合法的にキャッシングなどで積もった支払いを整理することができるので、複数社から借り入れを行っている方には非常に魅力的ですが、おまとめローンを利用したい場合には行なわないようにしましょう。

代位弁済を利用した経験がある

キャッシングなどのあまりに滞納が長く続くと、請求が自分ではなく保証会社や保証人といった第三者へと届きます。
これによって、債務者の代わりに第三者が支払いを行なうのが代位弁済です。
もちろん、一旦代わりに支払ってくれたに過ぎませんので、後々返済は行わなければなりません。
過去にこの代位弁済を行ったことがある場合も、上記にもれず信用情報には傷がついている状態となっています。

強制的な解約を受けた経験がある

キャッシングなどの利用において、金融機関から一方的に契約を解除されることがあります。
具体的には、契約事に提出していた資料に後々虚偽の報告が見つかった場合や返済の延滞を行った場合などです。
もちろん、金融機関サイドも強制解約を行なうのは厳粛な判断の末のことなので、むやみに解約されるということはないので安心してくださいね。

他社からの借り入れが4件以上ある

複数他社からの借り入れを1社にまとめることができるおまとめローンですが、流石にまとめることができる会社数には限度があります。
ちまみに、過去に審査に落ちた人と通過した人の傾向から、ボーダーラインは3件までのようです。
4件以上の金融機関から借り入れを行っている場合には審査には通りにくく、5件以上あると100%審査には通過できないと考えていいでしょう。

クレジットカードのキャッシングに注意

審査に通過できる他社借り入れ数のボーダーラインは3件とご説明しましたが、ここでよく見落とされるのがクレジットカードでのキャッシングです。
キャッシング機能の付いているクレジットカードでキャッシングを行っている場合にも、それは借り入れ数1件とみなされます。
ここで言う「他社借り入れ」には、あらゆるキャッシングやローンが含まれていますので、お気をつけ下さい。

虚偽の報告がある

契約時の提出書類や事前に伝えた情報に虚偽の申告があると、発覚した時点で審査には確実に落ちてしまいます。
もし、仮に審査の時点では嘘が明るみに出ずに通過できたとしても、その後発覚した時点で強制解約や一括返済などの厳しい処罰が科せられるので絶対に止めましょう。

よくあるケース1:年収や勤続年数を水増しするパターン

申し込みの際に非常に多いのが、この勤続年数を水増しするケースです。
「少々水増ししてもバレないんじゃないか?」
「年収が多くて勤続年数は長いほうがいいって聞いたし…」
恐らくこのような理由から、最も手軽に誤魔化せると考えられているからでしょう。
しかし、毎日個人の年収や勤続年数を見ている金融機関側は、これらの嘘に非常に敏感です。
そのため、少しでも違和感があると収入証明書の提出が不要であっても源泉徴収書などの提出が求められることがあります。

少しの水増しでもダメなの?

「でも、1~2年の水増しや少し年収を誤魔化すだけならバレないんじゃないの?」
このように考える方もいらっしゃいますが、これは大きな間違いです。
たしかに、審査を行っているのは人間なので細かい嘘になるほど見抜くのは難しくなるでしょう。
しかし、過去にクレジットカードやローンを利用したことがある場合には、以前提出した年収や勤続年数などのデータが信用情報に保存されています
そのため、信用情報を見て過去のデータと食い違いがある場合などは、少しの水増しでも審査を行なう側にはお見通しというわけです。

よくあるケース2:他社借り入れ数を誤魔化すパターン

借り入れ数が多いと審査に通らないと知っている方が、借入数を事実よりも少なめに申告するというパターンです。
しかし、この嘘はすぐに見抜かれます。
なぜなら、信用情報には他社からの借り入れ履歴が記入されているためです。
いつ借りたのか・どこから借りたのか・いくら借りたのかなど契約内容が全て記録されていますので、虚偽の申告はするだけ無駄というわけです。

よくあるケース3:年齢や氏名を誤魔化すパターン

非常に大胆に思えますが、申し込みの際に年齢や氏名を誤魔化そうとする方も少なくないそうです。
具体的には、年齢が若すぎたりが逆に年を取りすぎていたりする場合に家族などの免許証を偽造して申請するパターン、過去に債務整理などを行なっているため審査に通らないと考えた場合に氏名のふりがなを敢えて間違えて申請するパターンなどです。
もちろん、このような嘘は調べればすぐに発覚しますので、行なわないようにしましょう。

偽造会社を利用するパターンも増えている

先程、家族の免許証を誤魔化すケースなどが挙げられましたが、このような工作をさらに巧妙に行う偽造会社の存在が金融業界で問題となっています。
免許証や源泉徴収書から雇用証明書まで様々な提出書類を巧妙に偽造発行し、利用料金も5,000円~10,000円程度と安価なので利用者が後を絶たないのだそうです。
また、書類の偽造発行以外にも保証人の斡旋や在籍確認時の電話対応なども行っているそうなので、キャシングやローンの審査に困っている人が手を出したくなる気持ちも分かります。
しかし、そもそも免許証の偽造や保証人の斡旋など行為は法律に違反しており、発覚した際には逮捕されることもある重罪です。
実際に利用者から逮捕者も出ていますので利用は絶対に止めましょう。

おすすめおまとめローン

具体的に、審査が柔軟な、借りやすいおすすめのおまとめローンを紹介します。

イオン銀行フリーローン・目的型ローン

イオン銀行ネットフリーローン

金利 3.8~13.5%
限度額 700万円
審査 最短1週間
融資 3~4週間程度

イオン銀行のフリーローンは、おまとめローン目的での借り入れに対応しておりおすすめです。

融資を受けるまでに実店舗への来店が不要。申込みもネットから完結します。しかし、イオン銀行とのやり取りが郵送でのやり取りとなってしまうこともあり、融資を受けるまでに長い時間がかかってしまうことだけ注意が必要です。

おまとめローン審査を申し込む際の注意

スペック的にはおまとめローンの審査をクリアできるはずなのに通らない。そんな時は、申し込みの際の注意を怠ったことが原因かもしれません。

嘘があると通らない

申込書は必ず本当のことを書くようにしましょう。
他社からの借り入れに関して少なめに申請しておこうかと思う人もいるかもしれません。
しかし、それはいずれかならず発覚します。
信用情報は各金融機関で共有しているので、いずれはわかってしまうのです。
正直に3社と書いていれば通った審査が、2社と書いてしまったために通らない場合もあるのです。

審査申込情報入力は慎重に

嘘をつくつもりがないのに、結果として嘘を書いてしまったために審査に通らないこともあります。
おまとめローンを申し込もうというのは、何らかの大変な状況にある時かもしれません。
あせってつい間違えそうになることもあるでしょう。
だからといって、うっかりミスで通るものも通らないようになってしまっては大変です。落ち着いて必要事項をしっかりと記入するようにしましょう。

「数撃ちゃ当たる」で復数のおまとめローンに同時申し込みを行わない

「信用情報」には、キャッシングの「申込情報」も含まれます。おまとめローンの審査では、消費者金融や銀行が、「現在どのキャッシングに申し込んでいるか」も審査対象とします。
もし、多くのおまとめローン他キャッシングに申し込んでいる情報が残っているなら、審査でそれを見た消費者金融から「お金の問題に困窮している」と判断されるのです。キャッシング業者が知りたいのは「返済能力」です。お金の問題に困っている人が、高い返済能力を持っているとは言い難いですよね。
申し込むおまとめローンの数はあくまで一つに絞るべきです。一刻もはやく、おまとめローンでキャッシングの一本化を行いたい気持ちはわかります。おまとめローンの審査に通るか不安な気持ちも十分理解できますが、自ら審査に通りにくくなる状況に追い込むのはやめましょう。

まとめ

おまとめローンの審査は、絶対に審査に通らないというほど厳しくはありません。審査に落ちる人の特徴をしっかり理解しておき、適切な審査対策を行っておけば、審査に落ちてしまうことはないはずです。
大切なのは、年収や勤続年数が表す「返済能力」と、過去のキャッシング履歴など「信用情報」です。それらの情報で、「この人ならきちんと返済できる」と思われる状況を作っておきましょう。

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