カードローンでお金を借り入れる時は「上限金利」に注目

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カードローンを利用する際に注目すべきなのは、やはり「金利」です。

審査で定められた金利に基づいて、カードローン利用者が返済時支払う利息の金額が決まります。

とはいえ、カードローン金利に設定されている数字には「幅」があります。○%~○%という金利設定の中で、具体的にはどんな設定がなされるのか。自分がカードローンへ申し込む時は、どれくらいの金利が適用されるのか。調べてみましょう。

カードローン利用開始直後は「上限金利」に近い金利が適用される

カードローンを使い始めた直後は、高い金利が適用されます。

ほとんどカードローンで設定されている上限金利、またはそれに近い数字が適用されるのではないかと思います。つまり、カードローン利用者が注目すべきなのは、「上限金利」なのです。それにはもちろん意味があります。

消費者金融や銀行はまだあなたを信用していない

どうしてカードローンを運営している消費者金融や銀行が、あなたに「高い金利」を適用されるのかというと、それは「まだあなたのことを信用していないから」です。

まだ信用していない人にお金を貸すのは、誰だって慎重になってしまうものです。

「お試し」の意味も込めて高い金利が適用される

消費者金融や銀行は、初期融資の段階で「試しにお金を貸してみる」といった意味合いを込めて、「高い金利」を適用します。

「高い金利が適用されても、貸したお金をきちんと返してくれるか」
それを確かめる意味でも、「高い金利」を適用するのです。

借入可能限度額も低い

カードローン利用初期の段階では、高い金利が適用されるだけでなく、低い借入限度額が適用されます。

金利の設定と限度額設定はお互い作用しあっていますから、どちらかが変われば、もう一方も影響を受けるのです。

カードローン利用歴が長くなれば「限度額を上げる案内」が届く

カードローン利用歴が長くなり、月々借り入れと返済が続いたなら、業者側から「限度額増額案内」が届くはずです。

初期段階で「信用が不十分」だったが、「信用に足る優良顧客だと認められた」ということです。

限度額を上げるのに伴って金利も下がる

「限度額増額案内」に応じて、実際に限度額が上がったとしたら、限度額増額に応じて金利も下がります。

消費者金融や銀行の思考を追いかけてみましょう。消費者金融や銀行は、「優良顧客には、長い期間、自社のカードローンを使い続けて欲しい」と思っているはず。

その願いも込めて、「金利を下げる」「限度額も上げる」というわけです。

「下限金利」でお金を借りるには高い限度額が適用される必要がある

カードローン利用時に、一番低い金利設定である「下限金利」でお金を借りるためには、カードローンで設定されている「借入可能限度額」いっぱいでお金を借りる必要があります。

例えばアコムで設定されている「800万円」。三菱東京UFJ銀行カードローンで設定されている「500万円」といった設定です。

初期段階で適用されるのは「50万円」など、低い限度額設定であることがほとんどですから、最高限度額まで上げるのはどれほど難しいかわかるはず。

消費者金融のカードローンは「総量規制の対象」

しかも消費者金融のカードローンは、「総量規制の対象」です。

総量規制の対象となると、「年収の3分の1」以上の借り入れができません。つまり、いくら最高限度額が800万円となっていても、適用される限度額はどれだけ高くとも年収の3分の1まで。800万円の限度額で借り入れるには、2400万円の年収をもらっている必要があるのです。

そこまで年収をもらっている人は少ないですし、そんなに年収が高ければそもそも消費者金融のカードローンを利用しないのでは…?

初期審査結果で最初に適用される金利が変わる

初期審査結果によって、最初に言い渡される限度額、金利が変わります。

審査で「支払い能力が高い」と認められれば、それなりに高い限度額、低い金利が適用されます。しかしだからといって「数百万円」「金利一桁台」を期待すると、実際の結果との剥離にがっかりするかもしれません。

具体的なケース

具体的に設定される金利と限度額のケースを見ていきましょう。

三菱東京UFJ銀行カードローンへ申し込んだ私が設定されたのは、「限度額100万円」
「金利12.4%」
という設定でした。私は年収300万円ほど。正社員です。

あなたが申し込む際の参考にしてください。

まとめ

カードローンへ申込み、審査結果によって適用されるのは、「高い金利」と「低い限度額」であることがほとんど。

つまり、カードローン金利を比較する段階で注目すべきは、「上限金利」なのです。下限金利がたとえ「3%」などの低い設定だったとしても、その数字に惑わされることなく、自分が使うべきカードローンを見極めていきましょう。

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