一度闇金に手を出すとなかなか手を切れない(体験談)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

私はパチンコが好きで、たびたび自宅の近くのパチンコ店に顔を出していました。
ある時近所で新装開店するパチンコ屋のあることがわかりました。
新装開店時には、良く出る傾向があるので何としても打ちたい、このように考えました。
しかし手持ちのお金がなかったので、どうしたらいいのかと迷ってしまいました。


即日融資の宣伝

ある時街中を歩いていると、「即日融資」と書かれたビラを見つけました。
正直その時点で闇金業者かもしれないという思いがちらっとよぎったのは事実です。
しかし「まとまったお金を借りるわけではないし、闇金で高利だったとしても何とか返済できるだろう」と思って連絡を入れました。

1回目の闇金利用は返済できた

私はその貸金業者で3万円を軍資金として借り入れしました。
最初の借入の時には、すぐに給料日があったので給料を使って完済することができました。
利息をけっこう取られたので闇金業者であることが分かったのですが、「少額ですぐに返せば問題はないな」と思ってしまったのです。
しかしこの成功体験が、闇金を過小評価するきっかけになりました。

闇金業者から融資の勧誘が

闇金業者で借り入れして以来、事あるごとに電話がかかってきて「お金にお困りではありませんか?」と言われるようになりました。
闇金業者としてみれば、私は利息も含めてきっちり返済しているので「いい金づるになる」と思ったのかもしれません。
その後お金に困ることはなかったので、闇金業者の勧誘にもしばらく「大丈夫です」と言って断っていました。
しばらく断っていれば、闇金業者も諦めるだろう、このくらいの見通しを立てていたのです。

結局闇金に再度手を出すことに

しばらくは闇金を利用することはなかったのですが、パチンコをやりたくても手持ちのお金がありませんでした。
リーチのかかった時にワクワク感や大当たりを出したときに玉がジャラジャラ出てくる達成感がどうしても忘れられなかったのです。
そして闇金にまた手を出してしまいました。
先ほど紹介したように当時の私は、「闇金でもすぐに返済できるだろう」となめてかかっていたところもありました。

会社にまで電話がかかってくる

闇金でお金を借りると、返済ができなくなりました。
すると自分の携帯電話や固定電話にひっきりなしに電話がかかってくるようになりました。
そして闇金業者のいかにも怖そうな人からののしられるようになったのです。
さらには勤め先の会社にまで電話を入れられるようになりました。
ずっと電話が鳴り続けている毎日を経験すると、精神的にどんどん追いつめられていきます。

眠れない・食事ものどを通らない

精神的に追い詰められると、今まで普通にできていたことができなくなります。
食事を食べたいと思えなくなる、「また電話がかかってくるのではないか?」ということで眠れなくなっていきました。
闇金に追われるような生活がずっと続くのかと思うと、居ても立っても居られない状態にまで追い詰められていました。
そんなときに司法書士の方で、闇金問題を解決してくれる人のいることを知り、相談することを決めました。


まとめ

ちょっとのお金をすぐに返済すれば、闇金でも大丈夫と思っている人は案外多いようです。
しかし上で紹介したように、その慢心で足元をすくわれることも十分考えられます。
この人は司法書士に相談をして、闇金問題を解決する方向に交渉を進めてもらっているといいます。
しかし精神的にどんどん追いつめてくるヤミ金には、絶対に手を出すべきではありません。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。