無人契約機と自動契約機って何が違うの?

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街なかで、大手消費者金融の名前が大きく書かれた看板を見ることは多いでしょう。その看板が設置されたビルには、ほとんどの場合自動契約機のブースが設置されています。
「自動契約機…?無人契約機じゃないの?」と今思われた方もいらっしゃるでしょうか。そうですよね。確かに消費者金融の契約機の呼び名は、「自動契約機」と呼ばれることもあれば「無人契約機」と呼ばれることもあります。
果たしてどちらが正解なのでしょうか?そもそもどうして二つの呼び名があるのでしょう。


「無人契約機」「自動契約機」に明確な違いはない

実を言うと、「自動契約機」と「無人契約機」は明確な違いがありません。かつては主に「無人契約機」という呼び名が使われていましたが、現在の主流が「自動契約機」という呼び名に変わったというだけです。
なぜ「無人契約機」という呼び名が廃れたかというと、明確に言うと完全に「無人」というわけでもないからです。どちらも契約機から申込み、その場で借入カードを受け取ることができるのは同じです。

「無人」という表記は誤解を招くので変更された

以前はどの消費者金融も、「無人契約機」という呼称を用いていましたが、最近は使っていません。その理由は、自動契約機の入っているブースへ実際に足を運んでみればわかります。自動契約機のあるブースは、カメラなどで常に消費者金融の社員と繋がっているのです。
「無人」という表記では、利用者の誤解を招くという意味もあり、現在はあまり使われなくなりました。

自動契約機を操作している人を「監視」している状態

ブース内の天井には、これ見よがしにカメラが設置されています。当然そのカメラを通して、消費者金融の社員がブース内を「監視」しています。カメラを通して、自動契約機を操作している人が怪しい挙動を行っていないか、そして申込者の人柄を見て審査基準の一つとしているのです。
仮にブース内で異変があった場合、すぐに備え付けの電話機で連絡が来ます。


無人契約機の歴史

無人契約機、もしくは自動契約機がどのような歴史を歩んできたか、簡単にみていきましょう。

1993年アコムの「むじんくん」が開発される

まず初代無人契約機を開発したのは、大手消費者金融の「アコム」です。アコムはかの有名な「むじんくん」を作り、テレビCMなどで大々的に宣伝しました。「らららむじんくん♪」という、耳に残るフレーズに聞き覚えがアル方も多いのではないでしょうか。
2016年現在もアコムは「むじんくん」という呼び名を使っていますが、これは「無人くん」ではなく、「無尽くん」という意味です。

大手消費者金融の多くが無人契約機に対応

アコムのむじんくんを皮切りに、大手消費者金融はどこも自動契約機の設置に乗り出しました。ここまで自動契約機の存在が世間に広まったのは、即日融資で借りやすいのと同時に、「内緒でカードローンを申し込みたい」というニーズに応えることができたからでしょう。

アイフル独自のサービス「お自動さん」に強いバッシング

その後、2006年に、アイフルの「お自動さん」というサービスが世間から強いバッシングを受けました。「お自動さん」とは、契約機ではなくブース内の電話機からアイフルへ申込み、電話機の隣にあるカード発行機からカードを受け取ることができる。アイフル独自のサービスです。
このバッシングというのも、サービス内容へのバッシングというより、アイフルが暴力的な取り立てを行っていたことに対するバッシングです。アイフルは過去の悪いイメージを脱却する意味で、サービス名称を一新したのだと思われます。

銀行カードローンも自動契約機に対応

その後大手消費者金融だけでなく、都市銀行カードローンが自動契約機に対応しました。どうして銀行カードローンが自動契約機に対応できたのかというと、経営難に陥った大手消費者金融が都市銀行傘下に収まったからです。
こうして、現在では全国の到るところに、消費者金融や銀行の自動契約機が設置されているという状況になっているのです。


自動契約機のブース内で長く過ごすのは意外とストレス

私は実際に自動契約機の入っているブースに足を踏み入れたことがあるのですが、ブース内に長い時間いるのは結構ストレスを感じます。
ブース内は何のBGMも無い無音の世界で、契約機が動いていることを示す「ブーン」という音だけが響いています。ブース内はエアコンで温度調節が行われ、清潔に保たれてはいるものの、何か圧迫感がある空間でした。
ですが考えようによっては、あれくらいの方が消費者金融からお金を借りている自覚を持つことができるので、ちょうどいいとも言えます。


無人契約機は正義か悪か?

最近ではすっかりお馴染みになった「自動契約機」。駅前には多くの自動契約機が設置されていますよね。しかしこれだけ自動契約機の存在が身近になったことで、消費者金融の利用者が多くなり、日本中に多くの債務者を生んだとも言えますよね。

自動契約機でカードローンが身近になった

自動契約機の恩恵から考えてみましょう。自動契約機の存在でカードローン申込が気軽になり、お金に悩む人の多くが助けられるきっかけとなりましたよ。中には、自動契約機の存在で生活が助けられた、なんて人もいるかもしれません。

本来お金を借りなくていい人が自動契約機のせいでカードローンを使ったかも

自動契約機の功罪の罪はやはり、自動契約機の存在でカードローン利用が身近になりすぎたことで、借金に対する価値観がぼやけたということでしょう。本来はカードローンを利用するほどお金に困っていなかった人が、自動契約機の気軽さに負けて消費者金融からの借金を行ってしまう。そして、その創造していたより思い返済の負担で、生活が破綻してしまう…。なんてことになった人は少なくないはずです。

つまり自動契約機は諸刃の剣

自動契約機には良い面もあれば悪い面もあるということがわかってもらえたでしょうか。とても利便性の高い自動契約機のサービスですが、上手に使い所を見極めないと、気軽に申し込んだカードローンで足元を掬われるなんてことも十分にあり得ます。
自分にとって今何をするのが一番適切か、しっかり見極めていきましょう。


まとめ

無人契約機と自動契約機の違いからはじめて、自動契約機の功罪までお話しました。
以前と比べてとても身近な存在となり、その便利なサービスをとても使いやすくなりました。
しかし、自動契約機を使ったカードローン契約が気軽だからこそ、しっかり使い所を見極める必要もあるのです。
今のあなたにとって、自動契約機は心強い味方ですか?それとも堕落に誘う敵?

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