「毎月決まった額を返済しているけど、これって変更できないのかな？」。こんな悩みを抱えるキャッシング利用者は多いかもしれませんね。返済額は意外と重要で、毎月の支払い金額が千円、二千円違うだけで、返済総額が大きく変わってきます。「この返済額じゃ損しているかも」と思ったら、早めに返済額を変更することをおすすめします。
目次
完済が早く終わるための方法は？
毎月のしかかるキャッシングの返済。何気なく決まった額を返済している方が多いと思いますが、返済は「いかに早く完済するか」が大きなポイントであるのはいうまでもないでしょう。一般的に、キャッシングの完済は、「最初に支払い額を大きくし、短期間で終わらせる」ようにすると、最終的に支払う利息総額も少なく済みます。そのためには、月に一度の最低返済額で済ます方法を見直すことが必要です。
最低返済額だけ返済すれば、損をする？
多くのキャッシング利用者の多くは、毎月決まった額を決まった日時に支払う約定返済で済ませていることでしょう。返済は、契約に沿って期日までに行えば、基本的に何の問題もなく、キャッシング業者もそれで満足してくれます。
しかし、月々の約定返済だけを繰り返して、どれくらいの期間で完済できるか、実際にシミュレーションしている方は稀です。また、最終的にどれくらいの利息を支払って完済まで辿り着くのかの計算をしている方も少ないのではないでしょうか？
基本的に、キャッシングの返済額は、「約定額が高いほど、返済回数が少ないほど、返済総額は低くなる」といわれます。つまり、今支払っている約定額が他の業者の返済方法より少ないとしましょう。しかし、月々の返済負担は軽くても、トータルで計算すると大幅な額の返済をしている可能性も高いのです。月々の約定額は、千円でも高いほうがトータル的に得をすることを念頭におく必要があるでしょう。
追加返済、随時返済を利用する
毎月の返済額を少しでも増やして、返済総額をできるだけ抑えたいのであれば、追加返済や随時返済を活用する方法をおすすめします。これらの方法は、毎月最低限度の返済をする他、任意で追加の返済をして完済を早める方法です。追加返済や随時返済が可能かどうか業者に確認してみましょう。
例えばボーナス支給などまとまったお金が手に入ったとき、随時返済を上手く利用すると、その後の返済が楽になります。ボーナス以外でも、臨時収入などが入って金銭的に余裕があるときは返済に回して完済時期を繰り上げましょう。返済をまず優先する姿勢が大切です。
追加返済や随時返済を認めているキャッシング業者は多いですが、中には約定返済しかできないところもあります。これからキャッシング利用を始める予定の人は、多様な返済方法が可能かどうかも含め、検討することをおすすめします。
返済方法を変更する
返済方法が複数あって、利用後の変更が可能であれば、返済方法を変更するのもいいかもしれません。先に説明したように、「最初に大きく返して、早めに返す」方法だと、返済総額を低く抑えられます。この目的に沿って返済を行うのであれば、「元金均等返済方式」という方法がおすすめ。この方式を選ぶと、返済スタート時は返済額が大きく、月々の返済は大変かと思いますが、その額は少しずつ縮小していき、分割払いのもう一つの方法である元利均等返済方式より支払う利息額が少ないというメリットがあります。
もし今リボ払いや元利均等返済方式を選んで返済している方で、返済額を完済に有利な方式に変更したいのであれば、返済方法が変更できないか確認してみましょう。変更できないのであれば、有利な方式で返済できる業者への借り換えを検討するのもいいかもしれません。
おまとめローンや借り換えローンを活用
おまとめローンや借り換えローンを利用して返済額を変更する方法もあります。借入先が複数あって借金を一本化したいときに便利なおまとめローンですが、金利も1つにまとまり、それまでと違う利息を支払うので、月々の返済額も変更になります。
しかし、ここで注意して欲しいのは、おまとめローンや借り換えローンを活用したとしても、必ずしも返済額は少なくならない、ということです。サービス内容によっては、逆に金利が高くなるケースもありますので、おまとめローンで本当に返済が楽になるのか事前のシミュレーションをきちんと行うことが大切です。
無理をしない範囲内で返済を
返済総額を少しでも抑えるには、今の返済額を見直すことから始めるのが大事と説明しました。しかし、個人や家庭の経済状況によっては、月々の返済額を増やしたり、まとめて返済したりすることができない場合もあります。そんなときは、無理に返済額を増やそうとせず、まずは約定返済を守ることが大切です。余裕が生まれたときに、少しでも多くの額の返済を心がけてください。
