おまとめローンで総返済額が減る!

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最近話題のおまとめローン。
その特徴はどのようなものなのでしょうか。

おまとめローンとは

そもそも、おまとめローンができた経緯は90年代にバブル経済が崩壊したことにあります。銀行から融資を受けられなくなった経営者などが複数の金融機関、場合によっては闇金融に手を出すなどの結果、多重債務者が増加し2000年代には社会問題に発展しました。その後、銀行も規制緩和で多様性が増し、取り扱う商品にも特色を出すことで競争が始まります。そんな中、銀行が積極的に取り扱うようになったのが多重債務者向けのおまとめローンです。複数の金融機関に対してローンを持って居る債務者に対して総額の一括返済に相当する金額を融資して長期的に自分の顧客になってもらうのを狙ったものでした。ちなみに同様のものは以前からありましたが、あまり一般的ではなかったらしく、ひどいものでは整理屋という多重債務を整理するといって高額な手数料を取る悪徳業者もいました。

おまとめローンの仕組み

簡単に説明しますと、複数の金融機関からお金を借りていた場合、複数の金利を払わなければいけません。そんな状況の多重債務者の助けになるのがおまとめローンです。おまとめローンの目的は複数の借入を一本化し月々の支払いの負担を減らして返済を楽にしてくれます。まず、金融機関から融資金を受け取とり、そのお金で多重債務している金融機関へ負債金額を支払います。その後は融資してもらった借入先に返済を行います。結果、複数あった金利分を一つにまとめることができるという仕組みになっているのです。

このおまとめローンのメリットの1一つは、返済日がひとまとめ一つになってることで手間が省けることです。複数の支払日があるとあれを払ってこっちを払ってとお金が出ていくばかりの悪いイメージがついて回りますが返済日が1一つだと心理的にも安心できます。また債務整理を行うわけではないので信用情報に傷はつきません。信用情報に傷がつくと車の購入など今後のお仕事にも影響が出る場合があります。その点信用情報に傷がつかないのは今後の資金繰りなどに大きなメリットになります。最後に挙げられるメリットは金利が下がりることで返済総額を下げられる可能性がある、ということです。金利の状況によりけりですので、確実とは言えませんが返済総額が下がるケースことが多いです。

おまとめローンで注意したいこと

しかし、一見便利そうに見えるおまとめローンですがみえますが、気を付けておかなければいけないとこともあります。まず、借りたお金借金が無くなったり減ったりはしません。あくまでも金利が下がる可能性があるだけです。それどころか、場合によっては金利があまり下がらなかったり返済期間が長かったりすることも。また場合によってはまた追加の借入刈入も出来なくなります。そして何より審査が厳しいです。性質上通常の融資金額よりも高額になることもありますが、過去の返済状況次第では審査が難しくなります。ほかにも債務の一本化を図った際に過払請出来なくなる言うこともあります。

この他、注意したいことがあります。それはおまとめローンを希望している人たちを狙った悪徳業者の存在です。おまとめローンを希望する人たちは現在の状況に不安を抱えている人も多いです。こういった人たちが悪徳業者にとっては絶好のターゲット。金利が極端に低い業者や限定サービスのようなことをいう業者には注意してください。

なぜおまとめローンができたのか

おまとめローンは比較的新しい商品です。
2010年に貸金業法が改正されて、消費者金融に総量規制が課せられるようになって登場しました。
総量規制とは利用者の年収の3分の1以上の貸し付けを行ってはいけないというルールです。

それまでは消費者金融はかなり高額の貸し付けも行っていました。
その頃の借金を抱えたまま、新たに借り入れをして返済しようとしても、総返済額が総量規制にひっかかってしまう人が続出してしまったのは思わぬ誤算でした。

困り果てて自己破産する人も増加し、とうとう社会問題に。
そこで、そういった人たちを救済するために考案されたのがおまとめローンだったのです。

総量規制がかからない

消費者金融の商品は基本的にすべて総量規制がかかっています。
しかし、おまとめローンだけは例外的に総量規制がかからないことになっています。
それによって、複数のローンの総返済額に相当する高額のローンを組むことが可能になったのです。

おまとめローンは多種多様

一口におまとめローンといってもさまざまな商品があります。
・消費者金融系おまとめローン
・銀行系おまとめローン
大きくわけてこの2種類があります。

消費者金融系おまとめローン

一般的に金利は高めです。
そうとはいっても他の商品よりは低金利なので、乗り換える価値は大いにあるともいえるでしょう。
金利が高いぶん審査は甘めで、短時間ですむ傾向があります。

だいたいが複数ローンの総返済額と同額分の借り入れになりますが、追加融資が可能なものもあります。
申し込みはネット、郵送、店頭などから選択することができます。

プロミス「おまとめローン」

金利 4.5~17.8% 限度額 500万円

大手消費者金融のプロミスが提供しているおまとめローンです。金利設定は通常のカードローンと変わらず、低いとは言い難い数字ですが、やはり銀行のおまとめローンより審査は甘めです。
自動契約機から申し込み、即日融資を受けられる気軽さも見逃せません。

銀行系おまとめローン

金利が低めなことが一番の魅力です。さらに1000万円までの借り入れが可能な商品もあります。そのかわりどうしても審査は厳しめで、時間もかかります。すぐに融資を受けたいと考えている人には向いていません。

総返済額をお得にするにはどうするか
おまとめローンは低金利なので、複数ローンから一本化しただけで総返済額も少なくなるイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、かならずしも総返済額は安くならない点に注意しましょう。

東京スター銀行「スターバンクワンローン」

金利 5.8~14.8% 限度額 1000万円

東京スター銀行のおまとめローン専用商品が、「スターバンクワンローン」です。5.8~14.8%の低金利、最高で1000万円まで設定可能な限度額は魅力的です。
300万円までという制限がかかるものの、追加で融資を受けることも可能です。しかし、パート・アルバイトは借り入れ不可など、審査の厳しさが気になってしまう銀行のおまとめローンです。

月々の負担が減るのは良いが……

おまとめローンの大きなメリットのひとつは、毎月の返済額を減らすことができる点です。
いくつものローンの合算が大変な額になっていた時に比較すれば、気持ちも随分楽になることでしょう。
しかし、借り換えをしてもじつは総返済額は減っていません。
毎月の返済額が少なくなるというのは、それだけ返済回数が増えるということです。
返済回数が増えるというのはじつは怖いことでもあるのです。

返済回数が増える本当の怖さ

返済回数が増えたとしても、50万円を5万円ずつ10回ではなく、1万円を50回の返済になっただけ程度に考えている人もいるかもしれません。
しかし、それは間違いです。
返済回数が増えるということは総返済額も増えてしまうということでもあるのです。

なぜ総返済額が増えるのか

毎月の返済額が減るということは、そのうちのほとんどが利息にあてられてしまい、なかなか元金が減らないということを意味しています。
元金が減らず利息ばかりがかさみ、総返済額は増えていきます。
返しても返しても残高が減らないという状況に陥ってしまうのです。
たとえば200万円を400回以上にわたって返済するようなプランを組んでしまうと、総返済額が600万円にものぼるというケースも出てきます。
それではおまとめローンに一本化した意味がありません。


おまとめローンを利用する意味を考える

おまとめローンを利用する本当の目的は何でしょうか。
それは総返済額を減らすことにあるのではないでしょうか。

無理なく返済できる最大額で

おまとめローンの総返済額を少なくするには、毎月の支払額をできるだけ大きくすることをおすすめします。
しかし、あまりに無理をして延滞してしまうのでは意味がありません。
自分の支払い能力を考慮して、最適の返済プランを選択しましょう。

総返済額は返済方法によって驚くほどかわってきます。
数十万円違うということはザラにありますし、数百万円におよんでしまうこともあります。
毎月の返済額を少なくしたいという目先の欲だけにとらわれず、長期的な目的を忘れずにいましょう。
総返済額を気にかけることさえ注意すれば、おまとめローンは利用する価値が大いにある商品です。
複数の借り入れを抱えて困っている人は検討してみてはいかがでしょうか。


おまとめローンはただ借りれば何でも良いというものではありません。
返し方に十分気をつけなくてはいけないのです。
繰り上げ返済にも積極的にチャレンジすることもおすすめしたいところです。

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